スイカの種

(2004.4)

今回食べてみるのはこれ。

潘胖瓜子

WATERMELON SEEDS

要はスイカの種だ。(潘胖と言うのはメーカー名)
製造は

内蒙古潘胖食品有限責任公司
内蒙古五原县 胜 丰

中国からの輸入モノ。某輸入食品・食材店で購入。
70g入、100円。

足のあるものなら机以外、空を飛ぶものなら飛行機以外に、食べないものはないという中国人たちなので、スイカの種を食べる事自体なんら不思議ではないのだが、ちょっと気になる事がある。

皆さんは日頃スイカをどのようにして食べるだろうか。
おそらく、半月に切って、そのままかじりつくなり、スプーンを使うなりして食べるだろう。

そして、口の中に残った種をペッと吐き出す。

これって、それを集めたものなんじゃないの……?(苦笑)

まさか。
ちゃんと洗ってるよね(そういう問題じゃない?)

まぁ、それは冗談として、中国ではスイカの種を干したり炒ったりして、普通に食べているんだそうだ。解熱作用、潤腸作用、鎮静作用があるとして、漢方薬としても使われるのだそうだ。


日本のスイカの種を想像していたので、開けてみてちょっとびっくり。
中国のスイカの種は大きくて、カボチャの種くらいの大きさがある。

日本のスイカの種ならば小さくて、そんなん食べるとこあんの?って感じだが、これだったら、確かに食べるところは少しはありそうだね。

さて食べてみよう。

外側は固くて食べられないので、殻を割って中身だけを食べる。割り方も少々熟練していないと、なかなか難しい。縦に歯を当てて、少し力を入れると、パカッときれいに割れる。

身は予想通り薄っぺらく、基本的に脂肪の塊のよう。食塩で味付けしてあるので、バターのような味がする。
それに漢方薬のような、ミントのような味がする。おそらく原材料に大茴とあるので大茴香(ダイウイキョウ)の味と香りだろう。

一枚一枚丁寧に割って、小さくてうすっぺらい中身を食べる。手間がかかるわりに食べられる量が少ないので、一袋で長時間楽しめそうだ…。