温泉湯豆腐

(2008.2)

いつも行くスーパーに行ったら、たまたま九州物産展的な催し物をやっていて、そこで温泉湯豆腐なるものを見つけて買ってきた。

日本三大美肌の湯 九州の名湯 嬉野温泉名物
温泉湯豆腐

枕詞長すぎ。



温泉湯豆腐、そういえば何度かテレビで見て、ちょっと食べてみたいとは思っていた。忘れてたけど。

佐嘉平川屋

製造者:(有)平川食品工業
佐賀県武雄市北方町大字志久600-1

http://www.saga-hirakawaya.co.jp/

温泉湯豆腐:豆腐の佐嘉平川屋

上記、佐嘉平川屋のホームページによると、私が買ったのは「手土産セット」というもので、温泉湯豆腐セットのなかでは、いちばん小さいパッケージ。

パッケージ内容は、温泉とうふ400g、温泉調理水500ml、ごまだれ50g。
けっこうシンプル。

このほか、お好みで野菜などを用意すると良いようだ。

では作ってみるぜ。


1 「調理水」に十分浸るような大きさに切った「温泉とうふ」と「調理水」を鍋の中に入れます(だしは不要)
(以下、茶文字はパッケージ記載の「召し上がり方」からの引用)

気分的に土鍋がいいかなーと思ったが、小さな土鍋しか持っていないので、いつも使っているアルミ鍋だ。

2 その後、強火にかけ、しばらくすると「調理水」が白濁し始めますので、中火〜弱火にしてください。(お野菜等を入れる場合はこの段階で入れてください)

白濁も何も、泡で何も見えませんが。(笑)

火を弱めてちょっとスープの様子を見たら、最初よりはやや濁ってきたっぽい。

ここで、野菜投入。

温度が下がってしまったので、火を強火に戻したら・・・

うわっ!

たちまちこんなことに。

慌てて火を弱める。

3 「調理水」が完全に白濁し、「温泉とうふ」の表面が溶けたようになりましたら火を止めて下さい。

オタマで掬ってみたら、スープは見事にミルク色。

とうふは表面が溶けたようになったというよりは、完全に溶け始めていた。

4 後は、たまじゃくし等ですくい取り、添付の「ごまだれ」でご賞味下さい。また白濁したスープもそのまま美味しく召し上がれます。

画像は添付のごまだれを、いつものお碗にあけたところ。

ちょっと舐めてみたら、ゴマ風味の甘じょっぱい味がした。


軽く盛り付けてみた。

ゴマダレの中に豆腐のみを入れるつもりであったが、うっかり、結構な量のスープが入ってしまった。
失敗した・・・と思ったが、底にゴマダレがそのまま沈殿していて、味が薄まっているということはなかったよ。

豆腐の表面は、トローリトロリのプルンプルンだが、中はもっちりとした歯ごたえというか、歯と歯茎に対する抵抗感がある。
そして味は、こゆい豆腐の味。豆腐のねっとりとした濃厚な甘み。それをゴマダレが、引き締めていて美味い。

湯豆腐っていうと、温かい豆腐を食べるための単なる手段でしかなく、ネギと鰹節を載せたところで、寂しい感じは抜け切らないものだが、でも、この温泉湯豆腐って、不思議な豪華さがあるよね。

豪華な湯豆腐。

これ、湯豆腐じゃないよね?
なんか別な食い物だよね?

毎日食いたいとは言わないけれど、年に一度くらいは食べたいね。


5 「温泉とうふ」を食べられた後は、ご飯やおうどんを入れておじや等にされても結構です。

残ったスープにご飯を入れて、おじや(雑炊)にした。味見をしたら塩分が足りない気がしたので醤油を入れたら、見事なココア色に。(笑)

折角の白いスープが台無しだが、この色はこの色でアリか。

(ちなみに中央の赤いのはチャンジャ)