奇跡の麺

(2009.6)

今回食べるのは、新橋にある「せとうち旬彩館」という、香川県・愛媛県のアンテナショップにて購入したうどん。

特別版の讃岐うどんらしい。

麺通団 讃岐うどん プレシャス

SANUKI UDON PRECIOUS

販売者 株式会社麺通団
香川県高松市田肥下町1506番地3

PRECIOUS というのは「貴重な、高価な」という意味。




奇跡の麺

↑なぜか、こんな地味な段ボールに入ったまま売られていた。

←箱を開けると、サラシでできたキレイな袋と紙切れが一枚。

紙切れの方には、中の麺が折れないように優しく取り扱って欲しい旨が書かれていた。

なるほど、段ボールで包まれていたのは麺を護るためだったのだ。なにしろ、プレシャスだからな。

また、サラシの袋にはタグが付いていて、「ゆで時間、10分と11分の間に奇跡の麺が出来る瞬間があります。」とのメッセージが書かれていた。

き、奇跡の麺とな!?

香川のうどんは美味い。それは良く知っている。

私も10年くらい前に高松に行ったことがあるが、そこで讃岐うどんを食べてハマり、東京に帰ってきてからも毎日のようにうどんを食べていた時期があった。

そんなハイレベルなうどんの国・香川で、奇跡の麺と呼ばれるうどんとは、それはどんなうどんであろうか。


袋の中には、うどん3玉と「ぶっかけつゆ」1袋、「だししょうゆ」2袋、それと、詳しい説明が書かれた「プレシャス麺のおいしい仕上げ方」という紙が入っていた。

茹で時間は10分から11分。鍋の大きさや湯の状態によってベストの茹で上がりの時間がこの10分から11分の間で違ってくるのだという。そのベストの時間で茹で上がった麺が、まさしく「奇跡の麺」なのだ。

いやーそんな事言われても、初めてこの麺を茹でるの訳だし、チャンスは1回のみ。これはもう、偶然を狙うしかないね。

では鍋にお湯をたっぷり沸かし、一気に3玉茹でる。

10分から11分の間の、どのくらいを茹で上がりとすれば良いだろうか。

確率は60分の1か・・・いや60秒の1と言った方がいいかな。そんな厳密じゃないだろうけど・・・。

結局真ん中を取ることにした。お湯を切る時間を含めて10分30秒になるように、10分20秒くらいで茹で上がりとした。



うどんを接写。

水道水でしっかり洗って、丼に盛る。

うーむ、なんと綺麗な麺なんだろう。

ただ白いだけの麺に見えるが、艶というか輝きというか、とにかくすごく綺麗。思わず接写だ。(写真上)

今回は、だししょうゆで食べてみることにした。

麺だけでは寂しいので岩のりを載せ、そこに付属のだししょうゆをかける。

そして、ひとくち。

ん! ゥンまい!

麺は、超モチモチ。もっちりした歯ごたえがたまらない。喉越しも迫力があって、これは快感の域だ。

あれ? これ、ひょっとしたら「奇跡の麺」を達成しちゃったのかなぁ。比較対象がないから何とも言えないけど。

とにかく、茹でた3玉をあっという間に食べてしまったよ。

これは、好物がまたひとつ増えてしまったな。

麺通団 讃岐うどん プレシャス