トルコ風アイス

(2002.6)

今回食べてみたものは、

不思議な食感 トルコ風アイス バニラ

である。

イトーヨーカドー某支店食品売り場で発見し、購入。
発見したというよりは発見させられてしまったと言うべきか。

とにかく、食品売り場の冷凍庫の前をとおりがかったら、コイツが冷凍庫の中央で、強烈に自己主張していたのである。周りの地味なアイスのなかで、ひときわ浮いていた(笑)。

この超わかりやすいネーミングも素晴らしいが、この「トルコタイル」風パッケージが素晴らしい。デザインした人物は只者ではないな……(笑)

ちびまる子もお気に入り〜みたいなデザイン(意味不明)



全景(?)

製造者:雪印乳業株式会社 日野工場
雪印です。ええ。雪印ですとも。雪印頑張れ!

雪印乳業
http://www.snowbrand.co.jp
ニュースリリース
http://www.snowbrand.co.jp/news/020108/01.htm

ニュースリリースを読むと、なんと発売日が1月14日なのだ!
例の不祥事はいつでしたっけ?2月頃は売られていたのだろうか?なんだかけっこう不幸の星の下に生まれてきたアイスなのかも…

パッケージを見よう。

通常バニラアイスクリームというのは、紙の容器に紙の蓋だが、トルコ風アイスは、プラスチック製容器でビニールのような蓋で密閉されている。

その蓋が少しぶかぶかしているのである。これは、温度により体積かわることに対する「あそび」なのではないかと思う。

つまり、かなり温かい状態で容器に詰めて、蓋をシールしてしまうのだろう。アイス自体の粘性が高いため、普通のアイスよりも高い温度で容器に流し込まないと上手く詰められないのではないかということが想像できるのである。(考えすぎかな?)


フタが少しぶかぶかしている。


フタを開けてみたところ。へそが・・・

どれだけ粘性が高いかは、左写真を見ればよくわかると思う。中央にへそ……つまりアイスを流し込んだ痕跡が残っているのである。

また、このへそが消えてしまう前に冷凍してしまうのだから、かなりの急速冷凍のようだ。

容器がプラスチックなのは、おそらく食べる人が練る作業を行うとき、紙容器では強度が足りないからだと思われる。

他にもそれなりに特殊な製法をとっていたり、いろいろ工夫があるのだろうが、私にはこれ以上想像もつかない。

さて、本題だ。いよいよ練ってみるのである。

面白い事に、パッケージには練って食べろとはどこにも書いていない。「練ってもちもち〜!」とか「トルコ名物として人気のドンドルマ(もちもち伸びるアイス)がカップアイスで新登場!」とか、そういう宣伝文句のようなことは書いてあるのだが、どうやって食べたらいいかについてはどこにも書いていない。

蓋に印刷されている写真を見れば一目瞭然であり、あまりにもわかりきってる事だから、くどくど説明しないだけかもしれない。


固っ!


うわっ!

とうわけで、練りこむ前にちょっと食べてみた。その感想は一言でいうと「一見普通のアイスだが、微妙に飴のような粘性を感じさせるバニラ」である。

さて、練ろう………と思ってかき回してみたら……

デジカメで撮影しているうちに周囲部分が融けてしまい、右写真の状態に!(爆)

練りこんで練りこんで……一言。

うっひょ〜〜たのし〜〜(^^)

練りこんでからの状態の味を一言で言うと「歯ごたえが超しっかりしたバニラ」である。
なんていうのかなぁ。けっこうコクがあってモチモチ感があり、なぜか雪見だいふくを思わせる。味(甘さ)はアイスクリームとしては、普通かな。

最後の方では、撮影時間がかかった分、かなり融けてしまい、食感も味も普通のアイスになってしまった。
やはりアイスは融ける前に食べるのが美味しい。撮影しながら食べるもんじゃない…


びよよーん。

追記(2004.2)

現在販売されている「トルコ風アイス」には、<おいしい食べ方>の説明が印刷されている。

<おいしい食べ方>
やわらかくなった頃によく練っていただくと、アイスが伸びてより一層おいしくなります。

当初、説明がなかったのは、単に忘れてたってことなのかな???