宇宙食

(2003.6)

今回は、宇宙食である。

写真左:スパゲッティミートソース 1,200円(高っ!)
写真右:アイスクリーム 550円(コレも高っ!)

日本科学未来館にて購入。

実は14年ほど前に、横浜博で宇宙食を買って食べたことがある。ブロック型(カ□リーメ△トのようなの)のいかにもなやつだったが、これが超激マズ。さて現在の宇宙食はどうなんだろう。



1.94 OZ (55g)入り。
まず、スパゲッティミートソースから。

REAL ASTRONAUT FOOD

FREEZE-DRIED
SPAGHETTI
WITH MEAT SAUCE
SPACE MEAL
A Mouth-Watering Italian-Style Tomato Sauce Accompanied
by Tender Pasta and Accented with Chunks of Beef

パッケージの裏面に簡単な説明が…

This product was used on the first manned mission to the moon and continues to be used by NASA in the current space program.

月への最初の有人ミッションってアポロ計画の事だろうけど、それから現在に至るまで、NASAで使用されている宇宙食とのこと。

右写真は開けてみたところ。スナック菓子かキャットフードか。

作り方はまさにインスタントスパゲッティ。

脱酸素剤を取り除き、中身を中ぐらいのボールに移し、約170mlの熱湯を入れ、よくかき混ぜ、蓋をして10分。

きっとスペースシャトルに搭載されるものはパッケージにお湯が注入できるような工夫がされているに違いない。
それなら、外側から揉めば混ぜられるし、パッケージから直接食べられる。使用する食器も最小限だ。

左写真、お湯を入れ10分たって、出来上がったところ。入れるお湯が170ml程度なので、冷めている感じだが、まだそこそこ温かい。

スパゲッティと言えばフォークだが、そこは宇宙食。そばめしのそばのように細かく切ってあって、スプーンで食べられるようになっている。
これは本物のスパゲティより食べやすい!

味は、しょっぱい。ソースの味が濃い。
少ない量で満足できるようになっているのか、宇宙では味が薄く感じられるのか?

………それとも単にお湯が足りなかったのかな?


実はすごく食いやすい。


7 OZ (21g)入り
OFFICIAL .
Astronaut
. Ice
. Cream


Freeze Dried
Rady To Eat
Natural

では、食後のデザート、アイスクリーム。

まずは基本的な突込みから。

常温なのにこれはアイスなのか?
宇宙に行ってまでもアイスが食いたいと思うものなのか?
宇宙まで行ってまでも、アイスが食いたいと思うアイス好きな宇宙飛行士はこれをアイスと認めているのか!?

パッケージ裏面の説明。

Freeze dried ice cream similar to this was enjoyed by u.s. astronauts on past space missions dating back to the Apollo Program.This ice cream was frozen to -40 C, vacuum dried and sealed in this stay fresh foil pouch.

これもアポロ計画以降使用されている模様。

右写真、中身を開けたところ。紙で覆われている。


砕けてます。

お湯をかけたりせず、そのまま食べることができる。見た目は、石膏のような、石灰岩のような…

歯ごたえはサクサク。口の中で唾液で融けて甘いアイスクリームのようになる。当然冷たくないけど。むしろ発泡スチロールのような暖かさがある。ラムネ菓子のアイスクリーム版と言った趣きだ。

写真は左から、イチゴ味、バニラ味、チョコ味。ちゃんとそれっぽい味がするぞ。

食べた後は、口の中の水分が奪われてしまいカラカラ。飲み物は必須。