これが噂の納豆カレー

(2003.9)

横濱カレーミュージアムに行って来たことは、カレーカステラの項で述べたが、そのとき、こういうものも買ってきた。

これが噂の
 な っ と う
納豆カレー

ていうか、実は納豆カレーを買いにカレーミュージアムへ行ったのである(もちろん店でも食べてきました。あさりと納豆のカレーは激ウマでしたよ。)。

販売者:株式会社山小屋 長野市上松

200g入 380円(税別)

箱の概観はとてもシンプル。


箱概観

※詳しくは裏面をご覧ください。

とあって、では裏面に何が書いてあるかというと、この納豆カレーの誕生秘話が書かれている。

その昔(1973年)信濃の国 善光寺門前参道脇に権堂村あり。その参道寄りに西洋黄色御飯(カレーライス)専門店なるものが開店しました。
ある日、主が御飯を食べる時におかずを探し冷蔵庫を開けたら、前日食べ残りの《納豆》がありました。ちょっと変な感じもしたが思い切ってカレーの中に入れて食べてみると、これが何と以外とおいしかったのです。 「うーん ・・・・・・ これはいける!!」 次の日から納豆カレーは山小屋の主力メニューのひとつとして世に誕生したのです。

長々とかいてあるが、要は残り物の納豆を、たまたまカレーに入れてみたらおいしかった、そういうことなのである。

それにしても「※詳しくは裏面をご覧ください。」というのはいい手だ。裏面を見るためには少なくとも手にとってみることが必要だからだ。客がそのままレジに持っていくか台に戻すかはわからないが、売り場で手にとって何かを見ている客がいれば、他の客がそれを見て、何を見てるんだろうと思うはずなのである。商品の存在に気が付く人がその分だけ多くなる。結果として売上に影響が出てくるだろう。

右写真は、箱からレトルトを取り出してみたところ。
レトルトパックもとてもシンプルで、左下に賞味期限と納豆カレーの文字が印刷されているだけ。


中のレトルト


ちなみにご飯は麦ご飯

温め方は、そのまま湯煎5分か、容器を移し変えて電子レンジ2分。私は電子レンジで温めることにした。

開封すると、納豆の匂いとカレーの匂いが…。(´Д`;
納豆の匂いとカレーの匂いが同時にする…。
電子レンジで温めるとそれが目茶目茶香り立ってますょこりゃ。

では、食べてみることにする。
味は、カレーライスの味に納豆の味がする(笑)。
香りは慣れてくるとそんなに気にならない。しばらくレトルトの中で熟成(?)されたせいか、納豆の粘り気もそんなに感じられない。

写真では、粒状に見えているのがいわずと知れた納豆。
かなり煮込まれているのか、納豆はすごく柔らかくなっていて、噛まなくても、舌と上顎で簡単に崩れてしまうので、カレーと納豆が一体となって味わえる。

さて、食べている間は気にならないが、食べて数分経つと臭覚が戻ってくる。
すると…自分の口の周りが

なんだかすごーく納豆臭いんですけど。

電子レンジが置いてある台所もなんだかスゴク納豆クサッ…。

この納豆カレーを食べる時は、匂いをかなり覚悟しておいたほうがいいかも。


拡大図