(1999.2)
今回は、黒ごまきな粉についてお伝えします。 今回もこれについて気に入っているわけでも何でもありません。もちろん、製造元から特に依頼を受けたとか、そういうわけでもありません。 しかし、これを高知空港で見つけて以来、どうもある人から期待されているような気がするので、ここにこれを報告する次第です。 |
←これが黒ごまきな粉です。パッケージには説明(能書き)がかかれていますので、紹介すると、 ● コップ一杯の牛乳に、大さじ二、三杯でドリンクに。 畑の肉といわれる大豆から作られたきな粉には、良質のたんぱく質や、カリウム、カルシウム、鉄分、ビタミンB1、食物繊維がたっぷりと含まれています。 とあります。 |
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その横には成分表示があり、 黒ごまきな粉100gあたり 熱 量 491Kcal 蛋 白 質 30.4g 脂 質 33.6g 炭水化物 26.7g カルシウム 561mg ナトリウム 1.3mg 鉄 9.3mg カリウム 1389mg ビタミンB1 0.66mg ナイアシン 2.9mg E効力 1.5mg 食物繊維 11.2g と、なっています。こんな数値示されても、栄養としてどれほどのものなのか、僕にはさっぱりわからないのですが、とにかく栄養豊富らしいです。 |
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ちなみに値段は、400gで500円(税別)でした。それでは、早速食べてみることにしましょう。 |
●牛乳+黒ごまきな粉でドリンクに | |
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説明にあるとおり、牛乳と黒ごまきな粉で、ドリンクを作ってみたいと思います。 牛乳は、農協Ca低脂肪。500ml、100円のものを用意しました。(左写真) 黒ごまきな粉のパッケージに書かれているとおり、大さじ二、三杯をいれました。ちなみになかなか上手く混ざりません。ミキサーなどを使うと、効率良く混ぜることができるかもしれません。 正直言って、あまり見た目はよろしくないですね。 |
一口飲んでみました。 驚いたことに、これがそんなに不味くないのです!若干、きな粉の風味がありますが、そんなに牛乳そのものと替わりありません。 けっこうイケルじゃないか!と半分くらい飲みましたが、そこであることに気がつきました。 混ぜたゴマが全部表面に浮いているのです(右写真)。もしやと思って、コップの側面を見ると、きな粉が見事に沈殿しており、ゴマ、牛乳、きな粉の三層構造が確認できました。どうやら混ぜながら飲む必要があるようです。 |
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ストローで混ぜながら飲みました。とても粉っぽくて不味いです。(;_;) いったい何故俺はこんなものを飲まなきゃならないんだ!という疑問すら感じられます。結局全部飲みましたが。 味付けが全くされていませんので、砂糖などを加えると、飲みやすくなるかもしれません。 |
●おいしいごはんに、ふりかけて。 | |
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いまから思えば、「おいしいごはんに、ふりかけて。」というこの言葉が、ふるっています。 この言葉は、あくまでもコレを振りかける前のごはんがおいしいと言ってるのであって、決して黒ゴマきな粉がおいしいとは言っていないのです。 ひどい。ひどすぎる。 ちなみに、左写真は、おいしいごはんの図。産地、銘柄は不明です。(;_;) |
右写真は、黒ごまきな粉を振りかけたところです。これを見るとそんなに不味そうに見えないでしょ? 米のごはんは、日本人の堂々たる主食です。どんなおかずでも受け止めるだけの度量があります。だから、この「黒ごまきな粉ごはん」も、結構おいしく食べられても何ら不思議ではないように思えます。 しかしながら、コレが滅茶苦茶不味いのです。お米のでんぷんの美味しいネバネバが、全てこの黒ごまきな粉によってキャンセルされてしまっています。きな粉のほのかな甘味は多少感じられますが、粉っぽくてとてもとても……。 |
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さて、どうしたものか。 結局、ふりかけをかけて頑張って食べました。 左写真は、救世主であるところの、うにふりかけ。(メーカー不詳) |
今回の感想 健康食品は、得てして不味いものです。青汁がとても不味いものであることは、皆さんもご存知でしょう。 今回の黒ごまきな粉もパッケージに書かれているとおり、健康食品です。不味いのはある意味で当然なのかもしれません。しかし、この黒ごまきな粉の原材料は、大豆とすりごまだけなのです。製造方法に秘密があるとは思えません。ただ単に黒ごまときな粉を混ぜただけのように思えます。 もちろん、私は、大豆(きな粉)やゴマが体にいいことは知っています。(みの○んた氏が昼の番組で説明していました。) でも、ごはんにかけるならゴマだけをかけたほうが遥かに美味しいし、同じ大豆でごはんにかけるならば、納豆をかけたほうが美味しいに決まっています。そしてきな粉は、ごはんじゃなくて、餅や団子にかけて食べた方が絶対美味しい。 きな粉自体は、決して不味いものではありません。和菓子などに広く用いられ、日本の文化の一翼を担っていると言っても過言ではありません。 でも、なぜ、ゴマときな粉を混ぜて、飯にかけて食えなんて、言うのでしょうか?嫌がらせのために、わざと不味くして食わせようとしているのでしょうか? おそらく、なんとかきな粉の消費量をあげようという、農協かどこかの企みでしょう。 その、栄養価の高いものを組み合わせる事自体の発想は間違っていないようにも思えます。好都合なことに(笑)、この黒ごまきな粉、まだまだたくさん余っています。次回は、この黒ゴマきな粉のおいしい食べ方を研究したいと思います。 |