ぜいたく納豆・こつぶ納豆

(2004.7)

今回はこれ。

贅沢納豆こつぶ納豆

納豆なのに京都のメーカーのお菓子だ。

販売者:嘉楽本舗KIT
京都市上京区丸太町通黒門東入藁屋町525

関西の人って納豆ダメなんじゃないのか?そう思ってたけど…。




贅沢納豆 (57g 714円)

まず、袋の表の表示を読む。

















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京のもてなしなのに納豆だ。

納豆ってもともと関東のものなのに、これは一体どういうことなのか。なぜこれが京のもてなしなのか。

その理由は以下のように解釈できる。

これはただの納豆ではない。贅沢納豆だ。貧しい関東の食材でも文化のある京の都の人の手にかかればこれだけ贅沢なものができる。どうだ、関東にこんな贅沢な納豆はなかろうということなのだ。(表現には偏見が含まれています。)

さて冗談はこれくらいにして、食べてみよう。
チクワのような形状をしたおかきに納豆ペーストのようなものが詰められていて、周りを海苔で巻いてある。
匂いは微妙に納豆。

口に入れて一言。

うわっ、納豆だ!

口に入れた途端、チクワ状おかきの両サイドから納豆が溶け出してくる。カラシも少々効いていていい感じ。手巻納豆よりも納豆感(?)が高いかもしれない。
海苔のパリパリ感、おかきのしょうゆ味とサクサク感、それに納豆味とカラシ味が入り込んできて、ちょうどいい味になる。納豆巻きのおかき版といった趣。

なかなかおいしいよ。




こつぶ納豆 (49g 525円)

これも表の表示から。












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使用

←ガタガタだけど、円形だと思ってね。

なんと、納豆の王様水戸納豆使用だ。

その王様を使っておいて、こつぶとは、一体どういうことかね。

関東の王様は京都じゃ小粒だと言いたいのか!?
(表現には偏見が含まれています。)

さて、わざとらしく無駄に突っ掛かるのはやめて、食べてみよう。

←まず、おかきの形状が贅沢納豆と違って納豆面(?)がナナメになっている。海苔は巻かれていない。

本質的に海苔が省略されているだけなのかと思って食べてみたら、なんと一味違うのだ。おかきのしょうゆ味とサクサク感、納豆味とカラシ味までは同じだが、後味にはっきりとした、とろろ昆布のような味が残る。

贅沢納豆の方にも昆布だしが使われているようだが、ここまで昆布の味は感じられなかった。おかきがナナメになっているぶん、納豆ペーストの味が舌に伝わりやすいということなのか、それともそもそも味付けが違うのか?

それにしても、これは嬉しい味付けだ。納豆とおかきだけでは単調な味になってしまいすぐに飽きがくる。そこに昆布だしの味が加わる事で、味を大きく変化させるのだ。

これもなかなかいいよ!