(2004.8)
黒松沙士、椰果茘枝汁、楊桃汁の続きになるのかなぁ。今回は、その後都内の輸入食材のお店で買った台湾の飲み物。 泰山 仙草蜜 (写真左) 嘟 嘟 酸梅湯 (写真右) 以上2種を飲んでみる。 |
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泰山 仙草蜜 楊桃汁と同じメーカー。缶のデザインも楊桃汁と何となく似ている。 150円で購入、330ml入り。 製造元:泰山企業股份有限公司 |
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缶を開けて注いでみる。香りは黒蜜と漢方薬が混ざったような匂い。龜苓膏を思い出させる。 甘いは甘いが、冷えているせいか、極端には甘くなくあっさりめ、ちょっとだけトローンとしている…このトローンとした感じが仙草なにかな?と思ったのだが…。 |
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ゼリーが詰まる |
缶を持ってみると、なんだかバランスが妙に悪い。 そういえば缶には何か四角いゼリーのような絵が印刷されている。 ううむ、粒々ゼリーだったのか。 |
ゼリーをスプーンで食べてみた。味は全くなし。食感を味わうものなのだろうか? 調べてみると、仙草とは漢方薬の一種。仙草ゼリーはその仙草のエキスを澱粉で固めたもの。仙草というのが何か寒天みたいなものなのかと思っていたが、それは違った。 正直、あまり美味しいものではないが、暑気払い、のどの渇き、便秘、筋肉や関節の痛みなどに効果があるとのこと。有り難や。 |
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嘟 嘟 酸梅湯 妙なプラスチックの容器に入っているのが目に付いて買ってみた。 容器側面に、100ml、200ml、300ml、400mlって目盛りが振ってあるのだ。飲んだ後も計測用の容器として使えますってことなんだろうか。謎だ。 |
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120円で購入。460ml±5%入り……ん? なんだかよくわからんが、容積にこだわる会社であることは間違いない。 製造元:喬豐食品廠股份有限公司 |
謎の目盛り |
460ml±5% |
フタをあけると、銀紙でしっかり封がされていた。手で開けるのは不可能で、蓋の上部についているツメで引っ掛けて開封する。 開封すると、梅酒のような甘い香りと埃っぽいような香りがする。本来の梅の実の香りかもしれない。 味も梅酒みたいな味。ほのかな酸味はあるが鋭いものではなく甘い。 |
ではこちらも調べてみよう。酸梅湯も暑気払いのために飲まれるもので、梅酒などと同様に多くは自家製らしい。 …そうか、そういうことか。 これで目盛りの意味が何となくわかった。 |
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酸梅湯を作るための瓶はきっと目盛りがついているものが主流なんだ。(梅酒をつける瓶もそうだよね。) だから、その自家製っぽさを演出するために、こんな形の容器に入れているのだ。 もしくは、飲んだ後この容器をつかって、酸梅湯を自作してくれってことかもしれない。 |
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意識してこの2種類を選んだわけではないのだが、不思議と2つとも暑い夏をのりきるために昔から飲まれている飲み物だった。 今年の夏は暑い。暑い日は南の国の、そのための飲み物を飲むに限るよね。今回は結果的にそうなっただけだけど。(笑) |