お菓子がいらない紅茶

(2007.3)

紅茶を買った。

Petit "Sweets" Collection 3items

“スイーツ”プチ缶3種セット

販売者 株式会社 ルピシア
東京都渋谷区代官山町8-13

3種類のフレーバードティーが入ったセット。

お茶の専門店ルピシアにて、ホワイトデー向けに売られていたものだが、いわゆる自分買いしてみた。(笑)

店員さんもまさか自分買いだったとは思うまい。

ちなみに、ルピシアがまだレピシエだった頃、千駄ヶ谷の本店には何度か行ったことがある。住宅街の真ん中で、しかも地下。なんでこんなところに?って感じの場所だった。

しかしそこは閉店して、今度は自由が丘に新しく本店を開くらしい。
自由が丘かぁ。くぅ〜、おっしゃれだなぁ。

さて、買ったフレーバードティーセットだが、そのフレーバーの内容がすごく面白いのだ。



Vanilla 5217

バニラ味の紅茶?


Bonbon 5517

これはボンボン味?


Cookie 5537

なんと、クッキー味!


ね? 面白いでしょ?缶もカワイイし。

各20g入りで1,680円。

では、味見に移ろうか。

ちなみに、お茶の葉は右写真のように、缶の中で袋に入っている。以下の写真は、撮影の都合上、袋を開けて葉を缶の中に全て出していることに注意してほしい。缶の中に直接入っている訳ではない。


Vanilla

では、バニラから。

封を切ると、ほんわりとしたバニラの香りが鼻をくすぐる。それが紅茶の香りとマッチしていて、割と違和感ないかもしれない。

バニラの香りが、バニラのアイスクリームを思い出させるためか、あぁ、これってひょっとしてミルクティー?と葉の香りを嗅いだだけでそう思わせる。

ミルクティーとは、もちろん紅茶にミルクを入れて作るものだが

「実は、それは代用的な作り方で、本当は『ミルクティー』という紅茶の葉があって、それで紅茶を入れれば最初からミルクティーになるのだ」

と言って、この紅茶を見せて香りを嗅がせれば、割と信用してもらえるかもしれない。

←では紅茶を入れてみよう。

ああー、香りを嗅ぐと、なんだか飲む前からお腹いっぱいになってしまうんだけど・・・

味は、紅茶そのまんまなので、サッパリ感。
しかし香りがバニラクリームのようなコッテリ感(?)。

でも、バニラの香りは、すぐに飛んでしまうのか、それとも鼻が慣れてしまうのか。

わりかし普通の紅茶になってしまうよ。


Bonbon

ボンボンというのは、中にお酒やシロップが入ったキャンディだが、それをイメージして創られたものと思われる。

袋を開けると、やや酸味がある甘いキャンディのような強い香り。
見てのとおりドライフルーツが混ぜ込まれている。グリ−ンレーズン、マンゴー、グランベリー。
ポットにどのフルーツが入るかによって、味が変るんじゃないだろうか・・・?

フルーツの強い香りを楽しみながら(耐えながら?)葉をポットへ。三種類のフルーツが全てポットに入るようにしよう。

←かなり強烈だったフルーツの香りも、穏やかになってちょうどいい感じ。

これも鼻が慣れてしまうので、飲んでいるうちに香りは普通の紅茶になってしまう。

でも、ドライフルーツから、少し味が出るようで、味にはフルーツの酸味があるようだ。

ちなみに、使用後のポットのなかで葉と一緒に残っていたドライフルーツは見事に戻っていて、つまんで食べたら美味しかった(笑)


Cookie

ああ、なんでこんな香りがするんだろう!?
本当にクッキーのような香りがするよ。

甘いキャラメルっぽい香りが同時にするので、キャラメルクリームサンドクッキーの香りと言うべきか。

原材料名のところを見ると、「アーモンド」と書いてあるので、それと何か香料を組み合わせてキャラメルクッキーっぽくしているのだろう。

←ん?
けっこう色が濃いかな?お湯を入れてから、時間を置きすぎたかな?

やや穏やかにはなったが、相変わらずキャラメルクリームサンドクッキーのような香り。
香りだけかぐと、コーヒーが飲みたくなるね(笑)

味は、基本的に紅茶の味だが、そのなかに何か(と言ってもアーモンドしか考えられないんだけど)香ばしさがある感じ。

微妙に麦茶っぽい味になってる気がする。


このページ、「お菓子がいらない紅茶」というタイトルにした。
意味はわかってもらえたよね?

最初っからお菓子が入ってるから(香りだけだけど)、別に用意する必要はないってこと(ホタテ入りビールをちょっと思い出した)。

別にお菓子があると、その香料とぶつかって、このフレーバードティーの香りがわからなくなってしまうかも知れない。

この紅茶を味わう時は、お菓子なしで、単独で味わって欲しいなって思う。


今回使ったカップは最近気に入って使ってる、これ。


茶柱。

さて、なぜこういう紅茶を創ろうってことになったのかは、良くわからないが、とにかくその発想が秀逸だと思う。

ホワイトデーに贈るのに最適かどうかは、わからないけど。
(少なくとも相手を選ぶとは思うよね。)

余談だが、Bonbonを入れたとき、偶然茶柱が立ったよ。

何かいいことあるかな。