伊勢・おかげ横丁で食べ歩き (その3)

(2014.6)

日差しが強く暑い日。

汗っかきな私は、ぐるっと見て周るだけで、汗ダラダラで喉が渇く。

ちょうど「冷し甘酒」が売られていたので、お店に入って一服する。

白鷹(はくたか)は伊勢神宮の御料酒。

そこ(白鷹三宅商店)で出してる甘酒なので不味い訳がない。

←店の佇まいもシンプルで良い。

カウンターでは何人かが塩で日本酒を飲んでいたが、そこは見なかったことにして(笑)、甘酒を注文する。200円。

冷し甘酒

ビジュアル的には地味だが、美味い。

甘酒と言うとドロドロしているもんだと思っていたが、コレは水のようにさらりとしていて、味は甘露。そしてひんやりと冷たい。


その後も横丁内をぐるぐる周ったが、結論を出した。

てこね寿司も魅力的だが、今回は伊勢うどんを食べることにする。

おかげ横丁のほぼ真ん中にあるお店「ふくすけ」に立ち寄る。

周囲のベンチでは皆、「冷やし伊勢うどん」というのを食べていた。

伝統的な伊勢うどんからは離れているかも知れないが、それを食べることにした。

店の隅の窓口(?)で注文して、食券を受け取る。

これがその食券。なんかいい。すごくいい。

午後2時をとうに過ぎて、いやもう3時近かったせいか店内は空き始めていた。苦労することなく席を確保。

腰かけて、お茶を飲みながら待つ。

んで、10分くらい待ったかな。

遠くの方から「60番のかた!」との叫び声が聞こえたので、手を振って合図する。

季節限定 冷し伊勢うどん

「良くかき混ぜて食べてください」という指示があったので、折角の綺麗な盛り付けではあるが、エイヤッとかき混ぜる。

見た目、納豆が入ってるっぽいが、入ってないぞ。→

つーか、汚い絵面でごめんな。

汁は濃いが、半熟玉子が混ざることで、幾分マイルドになり、しかも良く麺と絡むようになる。麺は太く、濃い汁とバランスがとれている。

けっこう満足。


これで終了・・・と思っていたが、やっぱどうしても牡蠣が食べたい。そして地ビールも。

牡蠣と地ビールなんて、最高の組み合わせだ。もうね、尿酸値上がりっぱなし。(笑)

あとはもう帰るだけだから酒飲んでも良いよなという最終判断だ。

カキフライ串は揚げるのに時間が掛かるようなことが書いてあったが…

カキフライ串、揚がってるのあるやん!

……って見本だった。

この食品サンプルの積み重なるような飾り方が、リアルでなかなかニクイ。

カキフライ 串5粒

伊勢ピルスナー(伊勢角屋麦酒)。

ビールは、ジョッキもあるけど……と言われ、1.5秒くらい迷って、ジョッキにした。(笑)

カキフライうまい。

これで伊勢参りも終わったナ。


まだ終わっていない。

宿に戻ってコレを食べる。

めはり寿し

伊勢市駅へのバス停に向かうその途中、「残り2パックだから、1パック500円でイイヨ」と言われ、思わず1パック買ったもの。だから元値は分からない。(笑)

めはり寿しは、熊野地方、および吉野地方の郷土料理。高菜の浅漬けの葉でくるんだ弁当用のおにぎり。(と、Wikipediaに書いてある)

めはり寿しは実は奈良に行ったときに一度食べたが、それはやはり外食系にアレンジしてあるようだった。

これは黒ゴマ入りのご飯がしっかり巻いてある家庭的な感じ。


終了です。

←「おかげ座」前の、オブジェ。

欲望の趣くままに飲食を進めていたら、こうなるか、金が無くなって帰れなくなるかのどっちかですな。

まさにお伊勢さんに試されているのかも知れん。

どちらも無事回避できたが、心残りも多々ある。そのうちまた行こう。

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