とろり酒

(2007.1)

今回は成田から。

成田山新勝寺へ初詣に行く。


行ってみてびっくり。すごい人の数だ。表参道からゾロゾロと人の波が続く。

行ったのは元日ではないよ。松の内とは言え、1月7日。

沿道はまだまだお正月の雰囲気満点だ。

新勝寺の山門付近から、行列が出来ていて、周辺は警備員と警察官により、境内への入場制限が行われていた。

ひやー、すごいもんだね。

元日にはどんなことになっていたのだろう。




初詣の後は、甘酒でも飲んで一休みしよう。

立ち寄ったお店は、不動伝心館。新勝寺の山門の近くにある千葉の地酒「仁勇」の蔵元のお店。

お酒の蔵元が出してる甘酒だもの、おいしくない訳がない。しかも値段は一杯100円。

(ちなみに、山門のすぐ傍にある別の茶屋では、甘酒を一杯300円で売っていた。なんだかなぁ。)

さて、その不動伝心館でお酒を買ってきた。

今回飲んでみるのは、そのお酒。


仁勇の寒づくりとろり酒

鍋店株式会社
千葉県成田市本町338

勇醸造蔵元 鍋店

お店の方に聞いたところ、もち米を使って作ったお酒だそうで、超甘口だという。

しかも、今の時期にしか出していないとのこと。

お店の前でちょっと試飲して、面白かったので購入。500ml詰で1000円。



←瓶詰め後も、熟成が続いているとのことで、瓶の蓋には、ガス抜きのための穴が開いている。

ラベルには説明が印刷されているので、いつものように読んでみよう。

本品は、弊社の秘術を駆使して造り
あげましたもち米を使ったにごり酒
です。極甘口(米麹から出た自然の
甘味)で、口あたり、のどごしは抜群
です。
成人男女からお年寄りまで幅広く御
愛飲の程お待ち申し上げます。

秘術を駆使しているそうな。

秘伝の製法とか、企業秘密とか普通は言いそうだが、秘術っていうと、なんだかスゴそうだ。

とろり酒と言うだけあって、注いだ感じはとろーりとしている。

飲んだ感じは、濃縮した甘酒。飲むと言うより、食べる感じ。もち米のお酒のせいか、酒なのにもっちりした食感があるぞ。口の中に含んでいて楽しい。

そして味は、アルコールの辛味はあるものの、基本的に甘い。米麹から出た自然の甘味で、砂糖は入っていないとのことだが、これがけっこう甘い。

なんとなく、勝山のたまご酒を思い出した。あれは、卵味と言うかプリン味だが、これはそのプレーンタイプといった感じだ。

甘いのだけれどお酒なので、子どもさんには勧められないが、甘党にお勧めできるお酒だ。

面白いお酒なので一度飲んでみるといいよ。

関係ないけど、湯飲みはプリンの空き容器 →