パスタはラーメンの代わりになるか

(2005.2)

前回、キムチの壺ラーメンを食べるのに、ネギを3本99円で買ったのだが、ラーメン一杯にネギ3本は多すぎである。で、そこではネギ1本分を刻んでラーメンに入れた。

残り2本のネギをどうやってネギを消化するか。それを考えて、結局もう一杯ラーメンを作って食べた。で、残り1本。

さて、いま手許に一本分のネギと調理済のもやし、チャーシュー、メンマがある。

これを見たら、やはりもう一杯ラーメンを作るより他はあるまい。


活用されるマーロウの容器

イタフェスでもらったフェットチーネ

さて、ラーメンを作りたいのだが、麺はない。

そういえば、1カ月前にイタリアフェスでもらったパスタが残っていた。500g×2箱、計1kgのパスタのうち、なんとか1箱食べて、残り1箱そのまんま残っている。

……これ、麺になるかな?……どうする?(笑)
品種は違うだろうけど…どっちも小麦のもんだし…

というわけで、今回はパスタを使ってラーメンを作ってみます。


さて、麺と具はある。あとはスープだ。確かラーメンスープの素がどこかに仕舞ってあったはずだ。

あった。四つも出てきた(笑)→

いずれも生ラーメンにそれ用として付属していたものだ。生ラーメンを自分で茹でて食べると麺を替え玉してしまうので、どうしてもスープが余るのだ。

クリーミーな方がパスタに合うんじゃないかと思ったので、今回は数年前にもらった博多ラーメン付属のスープを選択。


今回はとんちゃんラーメンスープをチョイス

まあとにかく役者は揃った。目的をもって探せば、けっこう材料って揃うものだね。

噂に聞く、主婦の必殺技
「ありあわせのもので何とかするわ」
とは、こういうものであろうか。

←フェットチーネ約100gを取り出してみた。かなり太麺だ(笑)

通常のパスタの要領で茹でる。

前回パスタを茹でた時、塩を入れすぎてかなりしょっぱかったので、今回は茹で水の塩分は少し控えめにした。

このパスタの茹で時間は、8〜9分が目安となっているが、後でラーメンスープに浸かることを考慮し、約6分で茹で上がりとした。

パスタを茹でている間に、スープを準備。

とんちゃんスープを熱湯で溶いてのばす。

さぁ、いよいよだ。

茹で上がったパスタの水をよく切り、どんぶりへ。

お、なんか良さそうじゃないか?きしめんみたい?

さぁ、急いで具を上に乗せよう。



完成図

予定していた具に加えて、キムチも乗せてみた。

具、多かったかな…。

見た目は、普通のラーメンみたいで悪くないよね。麺見えないし…まさか麺の代わりにパスタが入っているとは誰も思うまい。(笑)

では食べてみる。

この博多ラーメンの麺、太いなぁ(笑)

具がかなり多いため、パスタは底の方にかなり沈んでしまっていた。いやぁ、かなり探したよ。無くなったかと思った。

それとこのパスタは箸で挟み辛い。右写真を撮る前に何度も何度もパスタに逃げられた。生きが良い麺だ(笑)

思ったほど、悪くはない味だよ。

でも、麺にスープの味があまり染み込んでいない感じだ。スープはけっこうしょっぱいのに、麺はナチュラルな味のままだ。だから、イマイチ、麺とスープが一体となっていない感じ。パスタなんだから当たり前だけどさ。パスタそのものの味が強く出てしまうため、博多ラーメンのスープでは弱すぎるのだ(逆に、これで博多ラーメンの麺が細麺でなければならない理由が良くわかった)。

という事は、もっと細いタイプのパスタだったら? 逆に、油そばのタレのように、強力なスープだったら?

興味はなかなか尽きない。試さないけどね。