イタメシを食べに(その2)

(2008.11)


一泊目のホテル(コモ近郊)からの景色


たぶん、アルプス

2日目(ミラノ→ヴェローナ→パドバ)

無事、ミラノへ到着。

一泊目のホテルはミラノ郊外の山の中にあるホテルだった。

なんでこんなところ?と思える場所にホテルはあったが、朝の景色は抜群。アルプスも見渡せた。

夜遅くに着いて、そこで基本的に寝るだけなので、この景色が見られた分、変に街中にあるホテルよりは、ずっと良かったと思える。


ミラーノ

←ミラノのドゥオモ

(=ドーム・・・半球形の屋根のこと・・・礼拝堂を指す)

まさに圧巻であった。
一番最初に見たドゥオモだったから印象深いってこともあるだろうけど・・・

ちょうどこの日は日曜。中に入るとミサの真っ最中。
賛美歌が肉声で歌われ、その音響と重厚な建物、美しいステンドグラスが融合した荘厳な雰囲気。まさに鳥肌モノ。

一般の礼拝客には、祭壇の前でイエスの絵が描かれたカードを掲げながら、泣き崩れているような人もいて、日本人の私としては、うわー・・・一体何があったんだ?と思えるような状況も。
キリスト教の根深さに打ちのめされた感じがした。その状況に特に泣きそうにはならなかったが。

あと、ミラノのドゥオモ前の広場の名物で忘れてはならないのが、ハトの豆売りと黒人のミサンガ売りだ。どちらも売りつけた後に大金をぼったくるというもの。

この日私が確認できた豆売りは2人。ミサンガ売りは3人。ちなみに私が目撃した時、ミサンガ売りの1人に韓国人カップルが捕まっていた。(笑)

←スフォリツァ城の衛兵。
・・・っていうよりは、観光客サービスの記念撮影部隊って感じ。

昼ご飯はミラノ市内のリストランテで(ツアーに組み込まれている)。

一皿目・ミラノ風リゾット

米はちょっと芯が残っているような炊き方。それがミラノ風の大きな特徴らしい。

そして絡まっているチーズがたっぷりでしかも濃厚だ。これは自分でやる時真似したい。

二皿目・ミラノ風カツレツ

中の肉は仔牛肉を叩いてのばしたもの。大きくは見えるがハムのように薄いので、それほどのボリュームは無い。

サラダが添えられていたのが嬉しかったが、ちょっと苦味があった。何の味なんだろ。

三皿目・デザート

いわゆるシュークリームにチョコレートムースが掛かっている。

正直言って、たいした内容のものではない。

レモンソーダ

これは飲み物として頼んだ、レモンソーダ。

まさか、缶で出てくるとは思いもよらなかったよ。家で飲むのと変わりないじゃん。

ちなみに、この後に行った全ての飲食店のメニューにレモンソーダがあって、店の冷蔵庫の中にはこの缶が冷えているようだった。

どうやら一般的にそういうものらしい。


ヴェローナ

何も食べてないので割愛してもいいが、折角なので風景画像載せよう。

←左写真はジュリエッタの像。
シェークスピアの「ロミオとジュリエット」のジュリエットだ。

右乳がピカピカなのは、右乳に触ると幸せになれるという伝説があるから。

私ももちろん触って記念撮影してきたが、後で見たら、なんかいやらしかったので、ここには載せない

通りからジュリエッタの家に続く通路の壁には、ビッチリとカードや落書きが・・・。

幸福駅かよ。

この壁は定期的に清掃される(つまり、幸せが否定される)が、たちまちこの状態になるらしい。

街はけっこう若い人で溢れている感じ。原宿みたいな印象だった。

ヴェローナの円形闘技場。

時間が遅かったので、これは外観のみ。

普通に観光客っぽくてスマンね。


パドバ

二泊目は、パドバのホテル。
夕食はそこで。

あちらの食事は基本的に、一皿目にパスタかリゾットのような炭水化物、二皿目に肉か魚のメインディッシュ(で、一皿目〜二皿目の脇にパンが置かれる)、三皿目にデザートという組み立てのようだ。

ここの食事の内容は良く覚えてないので、画像のみ載せます。この食事は悪くはなかったとは思うのだが・・・。

食べ物のこと以上に書きたいことがあるので、書くよ。

まず、私の泊まった部屋が、非常に面白い部屋であった。

部屋の一番大きな窓の前に、おそらく配管のためであろう、太い柱がボーンと立っているのだ。

たぶん、古いホテルだからなんだろうとは思う。でも、この柱がじゃまくさいったらありゃしない。部屋の変なところに太い柱があるせいで、ベッドや机の置き方に制約が出て、妙に狭い部屋になってしまっている。

そして・・・ホテルで停電なんて初めてだよ。しかも一晩に3回。

単にブレーカーが落ちただけのようだったのだが。

翌朝、ツアーの他の人の話を聞くと、停電時にちょうどお風呂に入っていて、停電と同時に出てくるお湯が水に変わって、散々だったとか。

他には、窓の鍵が壊れていたとか、ドアに蹴破った跡があったとか、面白い話が続々。

この夜を境にして、私らツアー客の結束力が強くなったと言って良い。

3日目



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